2022.08.29
『チームで何かをした経験』を聞かれると困ってしまいます
「面接で『チームで何かをした経験』を質問されることがあるのですが、いつも答えに困ってしまいます。大学時代、サークル活動ではイベントに参加するくらいしかしておらず、アルバイトは塾講師でしたが同僚と協力するような機会はありませんでした。どのように『チームでの経験』を話せばよいのでしょうか」
洪 アドバイザー
「チームで何かをした経験はありますか?」という質問は、面接でもESでも聞かれることが多い質問ですね。
もし、「チームで動いた」という目立った経験がないのであれば、「この質問で企業が何を知りたいのか」を考えてみてください。
仕事内容によっては、「会社の仲間」や「お客様」と、話し合いながら進めていく場面が多いものもあります。
そのような仕事を想定している企業であれば、過去のチーム経験を聞くことで、「協調性がある人かどうか」「人との折衝に耐えられる人なのかどうか」を聞きたいと思うでしょう。
あとは、自分の経験の中から、上記ポイントが伝わるエピソードを探してみればよいのです。
例えば、「サークルのイベントの際に、輪に入れていない人に声をかけて、みんなが楽しめるように気を配った」など、小さな内容でも大丈夫です。
ただ、いくらエピソードを絞り出したとしても、「企業から満足してもらうことができない場合もある」ということは覚えておきましょう。
その場合は、「企業が求めている人物像」と、「あなたの強み」が合わなかったということ。
「チームで何かをした経験」の内容が採用可否に大きく影響するということは、実際の仕事でも、「チームの中での調整」や「チームに対しての"はたらきかけ"」が重要になる可能性が高いのです。
でも、中には、「自分で計画を立て行動をしていくこと」「ミスなく正確に仕事を完了できること」などの方が、「チームで動くことよりも得意」という方もいると思います。そのような方が、無理に「チームの中で力を発揮した話」を語って入社することができたとしても、仕事内容にギャップを感じてしまうでしょう。
「エピソードの引き出し」を多く用意しておくことは大事ですが、「本当に自分の強みが活かせる場所なのか」ということも、ぜひ一緒に考えていってくださいね。
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