2022.10.11
『就職留年』と『既卒』はどちらが有利ですか?
「就活が上手くいかなかったので、今年はあきらめて、来年また就活しようか悩んでいます。
もし、もう一年就活するなら、大学に残って就職留年するか、卒業して既卒生になるか、どちらが有利でしょうか。」
鮫島 アドバイザー
なかなか思うように内定が出ないと、「もう来年に回した方がよいのでは・・・」と悩み始める方も少なくありません。
もう一年就活するとなると、考えられる選択肢は、『就職留年』か『既卒』。
この二つのどちらかで新卒採用にチャレンシする場合、『既卒』の方が少々受け入れが難しくなります。
日本企業の通例として、「新卒採用」は「大学在学中で来春卒業予定の学生」を指すことが多いです。
そのため、卒業をしていない就職浪人は「新卒採用枠」として応募可能でも、卒業してしまっている既卒者は「新卒」とみなされないことがあるのです。
でも、安易に就職留年を選択してしまうのも、あまりお勧めできません。
「留年をしている」となると、通常の就活生よりは不利になってしまいがちだからです。
就職留年しても、第一志望だった企業に内定できずに、最終的に視野を広げることになるケースは多いですし、「前年は最終面接まで進んだ企業でも、今年は書類選考で落ちてしまった」ということもあります。
就職留年を決めるなら、現役の就活生に劣らないよう、次年度の就活解禁までの数か月で、一気にスキルを積み上げる努力が必要でしょう。
そのため、まだ留年することを迷っているなら、まずは今年度の就活も続けてみることをお勧めします。
就活後半の時期になっても、内定辞退者の補充などのために採用を続けている企業もあります。
視野を広げながら、あきらめずに活動してみてくださいね。
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