2015.08.25
効率と戦略がカギ!秋採用での企業の探し方
秋の訪れを感じ始める頃は内定式も近づいてきています。内定のない学生の方にとっては心身ともにつらい時期かもしれません。でも諦めるのはまだ早いです。秋採用を実施する企業が増えている今、活動方法次第では、内定獲得のチャンスはまだ十分にあります。ではその活動方法のポイントとは? 今回のテーマは「秋採用の就職活動」についてです。
布施 アドバイザー
志望企業から内定を得て活動を終了した方、就職先を決めきれず活動続行中の方、内定がない方、状況はさまざまかと思います。そのなかでもまだ内定を得られていない方は、10/1の内定式を前に、焦りを感じ始めているのではないでしょうか。
しかしまだ意気消沈する必要はありません!実は4月から8月の春夏採用で内定辞退者など欠員が発生し、当初の採用目標に達しなかった企業が、補充のため9月以降も採用を継続することがあります。これがいわゆる「秋採用」と言われ、皆さんもよくご存知のような有名企業が実施することもありますし、大手企業の採用動向が落ち着いてから採用活動を開始する中堅・中小企業もあります。
この時期にリクルートスーツを着て街を歩くのは心理的に少し抵抗があるかもしれません。しかし先延ばしは何も状況の改善につながりません。秋採用が活発になる今を逆にチャンスと捉え、積極的に動きましょう。
ただし、秋採用には注意点があります。それは単なる"欠員補充"ではなく、春夏で出会えなかった優秀な人材を採用することを目的に、秋採用を実施する企業も少なくないということです。このようなケースで主に選考対象となるのは「夏まで海外留学をしていた」「部活動が忙しくて就職活動に専念できなかった」「公務員試験に落ちてしまった」という学生の方。採用枠が限られるため、春夏採用以上に狭き門となる可能性もあります。秋採用を実施しているからと、大手有名企業にばかり応募していると、就職活動をさらに長引かせてしまう危険性があります。秋採用では求人票から企業の募集意図を見極め、応募先を慎重に選定することが重要です。
企業側の採用基準やターゲット、手法が変わる秋採用。では皆さんの就職活動も少し手法を変えてみてはいかがでしょうか。
秋採用の就職活動で何より大切なのは、「諦めないこと」。そして「効率的、戦略的に進めること」。これまでの活動を見直し、あなたに合った新たな手法を試しながら、秋採用を戦い抜きましょう。
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