将来何をしたいのかがわかりません|就活QA|DODA新卒エージェント

就活相談Q&A 【自己分析・企業研究】

2016.02.18

将来何をしたいのかがわかりません

「やりたいことがよくわからず、企業選びに難航しています。また大学時代に頑張った経験がないので、何をアピールすればいいのかもわかりません。アルバイトは2年でやめました。私は何を書いたらいいのでしょうか。」

中崎 アドバイザー

考えても答えが出ない時は、手を動かすことから始めましょう。

やりたいことを見つけるのはなかなか難しいものですが、こういう場合はとりあえずノウハウにならって手を動かすことから始めてみてはいかがでしょうか。

就職活動の方向性を定めるためには「自分を知る」「会社を知る」、この2つのステップは外せません。
「自分を知る」には大学時代に頑張ったことや夢中になったこと、そしてその経験を通じて身につけたことを書き出してみましょう。そして書き出したものを眺めながら、自分は何が得意なのか、どんな価値観をもっているのか、仕事を選択する上での優先順位は何か、などを考えてみましょう。これがいわゆる「自己分析」になります。

就活が本格化すると、エントリーシートを数多く提出することになりますが、エントリーシートで企業が主に注目しているのは「自己PR」です。例えばよくある質問、「学生時代に一番頑張ったことは何ですか?」は、その人物が「頑張ったことを通してどのような能力を身につけたのか」、「どのような価値観を持っているのか」を知り、それが自社と合致するかを判断するために質問しています。このような場面で自己分析したことが役に立ちます。

自分の興味・価値観・得意・不得意などを整理できたあとは、世の中にはどのような業界・会社があるかを知るステップに移りましょう。まずは、業界地図で全体像を把握することから始めます。基本的に業界は「ものをつくる(食品・自動車など)」「ものを売る(商社・小売など)」「サービスや情報を提供する(医療・教育・マスコミ・レジャーなど)」「社会基盤を整備する(建設・交通・エネルギーなど)」「資金を動かす(銀行・証券など)」この5つに大別できると思います。どのキーワードに惹かれるか考えてみましょう。

全体像を掴んだあとは、企業研究になります。会社ごとの違いを就職四季報、ナビサイト、企業ホームページなどから収集しましょう。そして情報収集の際は、その企業の「いいな」と思った点、逆に「嫌だな」と思った点をチェックしましょう。その感情を抱いた理由を自問自答することは、最初のステップ「自己分析(自分を知る)」を深めるのに役立ちます。

例えば「チームで成果を出すための取り組みが充実している」とあった時、皆で取り組むことが好きな人は「良い会社だな」と感じるでしょうし、逆に個人でものごとを進めたい人はそれほど魅力には感じないはずです。そのようなチェックを繰り返すことで、自分に合う会社の方向性が見えてくるのです。

準備を進めていても、頭の中で考えている段階ではなかなか具体的な方針がまとまらないものです。よって就職活動では、まず「行動してみる」ことも重要です。なんとなくでも構いませんので、良いなと思った企業があれば、積極的に会社説明会に足を運んでみましょう。肌で感じる会社の雰囲気、社員が話す仕事のやりがいや業界の未来など、情報のインプットを繰り返すことで、「こんな仕事をやってみたいな」「こんな社会人になりたいな」という方向性がおぼろげに見えてくることがあります。自己分析と企業分析、そして行動を並行して進めることで、自分に合った会社を見つけやすくなるのです。

自己PRは特別なエピソードである必要はありません。

自己PRは特別な内容でなくて構いません。自己PRの目的は価値観・能力・個性を面接官に伝えることなので、「元ネタ」はどんなものでも良いのです。

「2年でやめてしまったアルバイト」ですが、逆に「2年間は続けることができた」と考えることで、アルバイトで頑張ったこと、工夫したこと、経験から得たことが見えてきませんか?現在続けていることでなくても問題ありませんので、ゼミや授業の話などでも大丈夫です。

高校から大学までじっくりと振り返った結果、「本当に何もない!」という結論に達してしまった場合は、今から頑張ってみましょう。
例えば「就職活動」でも良いかもしれません。日経新聞を毎日読み企業研究にとことん取り組む、積極的にインターンに参加する、など何かこだわりをもって取り組めば、新しい発見を得ることができることでしょう。

また自分で長所を見つけるのはなかなか難しいものですが、短所が気になり、克服したいと考える人は多いと思います。
以前「恥ずかしながら、就職活動を始めるまで自慢できるような頑張ったことがなかったので、就職活動で出会った人に毎回5人は声をかけ、他校の学生の考え方や価値観に触れるように目標を決め、同時に人見知りも克服できました!」という方にお会いしたことがあります。この学生さんのように視点を変えて、短所を克服しつつ、その結果をアピールポイントにする、という展開もありですね!

就職についてプロに相談したい方はぜひご登録ください!

新規会員登録(サービス無料)はこちら

PAGE
TOP


ベネッセi-キャリアはプライバシーマークを取得しています。