2016.03.08
グループディスカッション対策
「志望企業のグループディスカッションは大量の資料を読み込み討議する形式のようです。ただ自分は論理的に話すことが苦手でリーダーとして話をまとめることもできず、どう動けば良いのか悩んでいます。」
洪 アドバイザー
まず、「資料の読み込み」についてですが、内容の解釈と課題の特定が最初のポイントになります。課題の特定を見誤ると、そこに紐づく仮説立てや対策、すべてがずれていってしまうからです。
課題の特定と仮説立ての練習は新聞を使って練習できます。例えば、見出しに書かれていることを読み、その記事で伝えたい趣旨は何かを一度立ち止まって考えた後に、本文を読み進めることを繰り返してみましょう。ただこの力を高めるのは時間がかかるので、読み込む題材は志望業界や企業に関連した記事に限定して練習するようにしましょう。またグループディスカッションの題材は、その企業に関連するものが選択されるケースが多いため、IR情報を読み込むなどして理解しやすい土台を作った上で練習をすると、より効率的です。
発言量が少なすぎると「評価できない」という理由で落とされることがありますが、発言できているのであればまずは大丈夫です。
リーダーを担当すれば受かるという意見もありますが、そうとは言い切れません。必要なのは各自に求められる役割を、責任もって果たし協力しながら結論を導き出すことです。人には向き不向きがありますので、自分の得意なポジションで頑張りましょう。
また必要な視点として、「企業のカラーに合うか合わないか」も考えましょう。
選考の期間だけ一時的に演じることも不可能ではありませんが、無理にその企業のカラーに合わせ、本来の自分ではない姿でグループディスカッションを通過したとしても、入社後、そのギャップに戸惑うことになってしまうかもしれません。
世の中にはさまざまな企業があります。持ち味を理解してくれる企業は必ずありますから、本来の自分らしい姿でグループディスカッションに臨むようにしましょう。
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