2016.06.17
夏休み中のインターンシップについて
「大学から、夏休み中にインターンシップに参加するようにと指導されました。しかし特にやりたいこともなく、どんな企業に興味があるのか、またどれくらいの期間をインターンシップに費やしたら良いのか、自分でもまだよくわかりません。」
小西 アドバイザー
特にやりたいことがないのであれば、少し視点を変えて、「やりたいことを見つけるため」にインターンシップを利用してみてはいかがでしょうか。
就職活動の一環で実施されるインターンシップには、学生に広く門戸を開くことで「企業を理解してもらう」という目的があります。
なのでまずは目に留まった(気になった)インターンシップに積極的に参加をしてみましょう。社会を知ることもインターンシップの役割の一つですから、「やりたいこと」にこだわらずとも、学べることは沢山あるはずです。
例えば「学生と社会人との違い」を知ることもその一つです。ご両親や大学教授、アルバイト先とは少し異なる社会人と接することで、本格的に就活が始まる前に、どのような準備をすれば良いのか別の視点から知ることができます。
やりたいことと合致するインターンシップ先を選択するため自分探しに時間をかけていては、せっかくの機会を無駄にしてしまいかねません。もちろん並行して希望業界探しもしてください。情報収集とインターンシップを掛け合わせることで、「現実的なやりたいこと」により近づくことができます。
もちろん夏休みのすべてをインターンシップに費やす必要はありません。確かにインターンシップの経験は貴重ですが、「参加しないと就活できない」とか「内定が貰えない」というものではありません。むしろインターンシップで大切なのは、参加する「期間」よりも参加する「姿勢」です。
お客様気分で受動的に参加するのと、積極的に何かをつかみ取ろうとして参加するのとでは得られるものが大きく変わってきます。例えば参加するインターンシップごとに「着目点」や「伸ばしたい能力」など、自分なりにテーマを決めて臨むと、充実した経験を積むことができるでしょう。
尚、インターンシップの実施日数は各企業によって異なります。例えば1Dayタイプのものに複数参加する、1週間~10日くらいの長期のものに参加する、あるいは1Dayタイプと2~3日のものを組み合わせる等、プライベートの予定と合わせてスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。
「やりたいこと」を見つけるには、行動することが一番です。最初からすべて完璧にこなす必要はありません。考えすぎて動けなくなるくらいであれば、失敗しても良いのでまずは行動し、経験を積むことを優先させましょう。
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