2022.02.28
自己PRの正しい構成がわからない!
「面接で『自己PRを○分間で話してください』と言われることが多いのですが、しっかり伝えようとすると話が長くなってしまいます。どのような構成で話せば良いのでしょうか。」
鮫島 アドバイザー
◇面接は「エピソード」だけではなく「話し方」でも評価される!
自己PRは、「エピソード選び」も大事ですが、「伝わるように話す」ことも同じくらい大事です。
なぜなら、仕事をしていく際に、「人にわかりやすく伝える力」はとても重視されるからです。
面接の場では、企業は「自社で活躍イメージがある人か?」を総合的に判断しています。
そして、その判断材料の中には、「エピソード」だけでなく「話し方」も含まれるのです。
◇「PREP法」を意識すれば伝わりやすくなります!
「人にわかりやすく伝える力」を身に付けるためには、「PREP法」という構成で話すようにすることがお勧めです。
「PREP法」では、伝えたい内容を下記の流れで話していきます。
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1.Point 結論
2.Reason 理由・背景
3.Example 具体例
4.Point 結論の言い直し
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では、ひとつひとつ説明していきましょう。
① Point 結論
最初は、必ず結論を伝えます。自己PRの場合は、「私は○○な性格です」「私の長所は○○です」という言い方などが多いです。
② Reason 理由・背景
この部分には、「①結論」が裏付けされる理由を、短くまとめます。例えば、「計画を立てて行動することが強みです」が結論だとしたら、「この強みは大学時代の試験勉強で発揮していました」という、「強みをアピールできる背景や理由」を簡潔に言うとよいです。
③ Example 具体例
次に、「Reason」で伝えた「強みの裏付け」を、さらに具体的に説明して面接官に納得してもらえるようにします。ここで注意すべきことは、「自分の行動をリアルに伝えること」です。集団でのエピソードでも、「その中で自分が何をしていたのか」に焦点をあててください。
そして、初めて聞く人でも「あなたが行動した様子」を「映像で」イメージできるくらいの具体性を意識すると、伝わりやすくなります。
また、行動の結果や過程を表す「数字」(毎日○時間練習した、点数が○点アップした、など)も入れるようにしてみてください。
④ Point 結論
最後にもう一度、「このように、私は○○できる力があります」と結論を言い直し、まとめとします。もし余裕があるなら、「今後もこの強みを活かし、こんなふうに仕事をしていきたい」など「自分が社会人として働く様子」をイメージさせる文章にするとよいです。
「PREP法」は、自己PR以外の質問でも応用することができます。
また、社会人になってからも、この方法で話すと非常にコミュニケーションがスムーズになりますよ。
ぜひ、「PREP法」を身に付けて、面接突破だけでなく社会人として活躍する下地を整えておきましょう!
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