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エントリーシート(ES)の書き方や基本マナーを解説

エントリーシート(ES)の書き方や基本マナーを解説

真っ白なエントリーシートを前にして、最初の一文字目がどうしても書き出せないという経験は、多くの就活生が通る道です。何を書けば正解なのか、自分の経験が企業にどう評価されるのか不安に思うかもしれませんが、エントリーシートには一定の攻略法が存在します。この記事では、採用担当者の視点に基づいた評価ポイントから、論理的な文章構成を作るPREP法の活用まで、あなたの魅力を最大限に伝えるためのノウハウを網羅しました。最後まで読み進めることで、自信を持って提出できる納得の一枚を仕上げられるようになるでしょう。

doda新卒エージェント編集部
執筆者
著者doda新卒エージェント編集部

国家資格であるキャリアコンサルタント保有者が複数在籍する就活支援のプロで編成された編集部です。大手・上場企業を中心とした7,000社以上(※2025年3月時点)の契約企業との強固なネットワークを活用し、学生の「就活の軸」発見から内定獲得までを伴走し支援。最新の就活動向と企業情報を熟知した編集部が、経験をもとに実用性の高い就活情報を提供します。

エントリーシート(ES)の基本と履歴書との違い


エントリーシートは、企業があなたという人物をより深く知るためのプレゼンテーション資料であり、就活のスタートラインに立つための最重要書類です。

まずは履歴書との役割の違いを正しく理解することが、的外れな回答を防ぐ第一歩となります。


項目

エントリーシート(ES)

履歴書

主な目的

思考力や価値観、熱意を確認する

氏名や学歴などの基本情報を確認する

内容の深さ

具体的なエピソードや未来の展望を詳述する

過去の事実を正確かつ簡潔に記載する

提出タイミング

主に選考の初期段階で提出する

主に選考の各段階や最終面接で提出する

設問の自由度

企業ごとに独自の質問が設定される

形式がある程度決まっている




エントリーシート(ES)とは?履歴書との違い

エントリーシートは、あなたがどのような考えを持ち、入社後にどう貢献したいかを伝えるための書類です。

履歴書が過去の経歴を公的に証明する役割を持つのに対し、エントリーシートはあなたの未来の可能性をアピールするためのものです。

履歴書には書ききれない学生時代の苦労や成長のプロセスを具体的に記述することで、書類選考の突破だけでなく、その後の面接の土台を作る役割も果たします。


企業がエントリーシート(ES)の提出を求める理由

企業が多忙な業務の合間を縫って膨大な数のエントリーシートに目を通すのは、自社に合う人材を効率的に見極めるためです。

面接に呼べる人数には限りがあるため、まずは文章を通じて論理的思考力やコミュニケーションの基礎があるかを確認します。

また、学生がどれだけ自社を研究し、本気で入社を望んでいるのかという熱意の度合いを測る基準としても活用されています。


企業がエントリーシート(ES)でチェックしている3つのポイント


採用担当者がエントリーシートを読む際に注視しているのは、単なる実績の凄さではなく、その背後にある再現性や相性です。

以下の3つの視点を意識して書くことで、通過率を格段に高めることができます。


チェック項目

評価のポイント

活躍できる能力・性格

過去の行動から入社後の貢献イメージが湧くか

熱意・モチベーション

競合他社ではなく、なぜ自社なのかが明確か

価値観・ビジョンの合致

企業の社風や大切にしている考え方に合うか




自社で活躍できる能力や性格が備わっているか

企業は、あなたが自社で直面するであろう課題に対し、自ら考えて行動できる人物かどうかを判断しようとしています。

例えば、チームで動くことが多い企業であれば、周囲と協力して目標を達成したエピソードが求められます。

過去の成功体験そのものよりも、その成果を出すためにどのようなプロセスを辿ったのかという点に、あなたの能力や性格が色濃く反映されるため、再現性を意識した記述が重要です。


入社に対する熱意やモチベーションが高いか

どれだけ優秀な学生であっても、自社への興味が薄いと感じられると内定につながる可能性は低くなってしまいます。

エントリーシートの端々から、自社の事業内容や製品、サービスに対する深い理解と愛着が伝わってくるかどうかが試されています。

志望動機において、自分の将来像と企業の方向性が重なっていることを具体的に示すことで、入社後に困難があっても意欲的に取り組んでくれるという信頼感を与えることができます。


企業の価値観やビジョンにマッチしているか

スキルがマッチしていても、企業の社風や大切にしている価値観と合わなければ、早期離職のリスクがあると判断されてしまいます。

企業理念や行動指針を事前に読み込み、自分の大切にしている考え方と共通する部分をエピソードに盛り込むことが大切です。

組織の一員として同じ方向を向いて進んでいける仲間であるということを、自身の言葉で誠実に表現することが求められます。


【項目別】エントリーシート(ES)の書き方と設問例


論理的なエントリーシートを作成するためには、結論、理由、具体例、結論の順で構成するPREP法を用いるのが最も効果的です。

主要な項目ごとに、相手に伝わる書き方のポイントを確認していきましょう。


項目

記載のポイント

受かるための秘訣

自己PR

自分の強みを一言で言い表す

仕事でどう活かせるかまでつなげる

ガクチカ

困難を乗り越えたプロセスを書く

結果だけでなく、思考の動きを伝える

志望動機

なぜその企業なのかを差別化する

自分の体験と企業の接点を見つける

趣味・特技

人柄が伝わる補足情報を加える

コミュニケーションのきっかけにする




基本情報(氏名・住所・連絡先)の記入マナー

基本情報は最も目に入る場所であり、ここが雑だと全体の信頼性が損なわれます。

氏名のふりがなは「ふりがな」なら平仮名、「フリガナ」なら片仮名で統一してください。

住所は都道府県から省略せずに書き、マンション名や部屋番号まで正確に記載することが基本です。

連絡先は、日中に連絡が取れる電話番号と、就活専用に整理されたメールアドレスを記載しましょう。


学歴・職歴の正しい書き方

学歴は高校卒業から記載するのが一般的です。

学校名や学部・学科名は省略せず、正式名称で記入してください。

入学や卒業の年月を間違えると、経歴詐称を疑われるおそれがあるため、卒業証明書などで必ず確認しましょう。

職歴は、学生の場合は原則として「なし」と記載しますが、長期インターンシップなどの経験があれば、アピールとして記載してもいいでしょう。


自己PRの構成と具体的エピソードの盛り込み方

自己PRは、まず私の強みは〇〇ですという結論から始めてください。

その後に、その強みを発揮した具体的な場面を記述します。

例えば、塾の講師として生徒の成績を上げた経験を語るなら、当初どのような課題があり、自分の強みである分析力をどう使って解決したのかを順序立てて説明します。

最後に、この強みを貴社の営業活動において顧客の課題解決に活かしたいと締めくくることで、仕事へのつながりを示せます。


学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の書き方

ガクチカでは、あなたが何を成し遂げたか以上に、なぜそれをがんばれたのかという動機が重視されます。

サークル活動での新歓行事やアルバイトでの接客改善など、日常的な出来事で構いません。

目標設定、直面した壁、それを打破するための具体的な試行錯誤、そして得られた成果という流れで記述します。

自分がその経験を通じて何を学び、どのような価値観を得たのかを明確にすることがポイントです。


志望動機の説得力を高めるポイント

志望動機は、数ある同業他社の中でなぜその企業でなければならないのかという理由を突き詰める必要があります。

企業の製品に感動した経験や、社員座談会で感じた社風への共感など、自分だけのオリジナルな体験をフックにしましょう。

私は〇〇という夢を実現したいと考えており、そのために貴社の〇〇という強みが不可欠であるという構成にすると、説得力のある文章になります。


趣味・特技・資格欄でのアピール方法

趣味や特技の欄は、あなたの人間的な魅力を伝える貴重なスペースです。

単に料理と書くのではなく、100種類のレシピをマスターしましたといった具体的な数字を添えることで、継続力やこだわりが伝わります。

資格については、志望職種に関係のないものであっても、取得に向けた努力のプロセスを補足することで、学習意欲の高さを示すプラスの材料になり得ます。


エントリーシート(ES)の完成度を高める4つの作成コツ


内容が固まったら、さらにブラッシュアップを重ねて他の就活生との差別化を図りましょう。

細部へのこだわりが、あなたの真剣さを採用担当者に伝えます。


コツ

具体的なアクション

期待できる効果

PREP法

結論を文頭に持ってくる

読み手のストレスを軽減し理解を深める

数字の活用

〇〇%改善、〇〇人を動員など

成果の規模感が客観的に伝わる

企業への最適化

求める人物像のキーワードを盛り込む

企業とのマッチ度が高いと思わせる

強みの絞り込み

1つの設問に対して1つの強みを書く

メッセージがぼやけず印象に残る




結論から書くPREP法を意識する

文章の冒頭に結論を持ってくることで、読み手は何について書かれているかを即座に把握できます。

採用担当者は日々多くの書類を読んでおり、最後まで読まないと意図がわからない文章は敬遠される傾向にあります。

結論を述べてから理由と具体例を続ける構成を徹底するだけで、あなたの文章は格段に論理的で読みやすいものへと変化します。


具体的な数字やデータを用いて成果を示す

抽象的な表現を避け、数字を用いることで説得力は飛躍的に高まります。

一生懸命がんばりましたという表現よりも、週に3回の練習を1年間欠かさず続けましたという記述の方が、努力の総量が客観的に伝わります。

前年比120%の売上達成や、50名の組織をまとめた経験など、可能な限り定量を意識した記述を心がけ、あなたの成果を具体化してください。


企業分析に基づき求める人物像に合わせる

エントリーシートは、企業に対する想いを伝えるプレゼン資料のようなものです。

企業がどのような人材を欲しているのかをホームページや採用パンフレットから読み取り、自分の強みの見せ方を調整してください。

例えば、挑戦を重んじる企業であれば、成功体験よりも失敗を恐れず挑んだ姿勢を強調した方が響きます。

自分の核は曲げずとも、見せる角度を企業に合わせる配慮が合格を左右します。


1つのエピソードから強みを絞り込む

一つの文章に自分の魅力を詰め込みすぎると、結局何が一番の売りなのかが伝わらなくなります。

あれもこれもと欲張らず、一つの設問に対してアピールする強みは一つに絞るのが鉄則です。

絞り込まれたメッセージは読み手の記憶に残りやすく、面接での深掘りもしやすくなるため、エピソードの構成をより洗練させることができます。


送信・提出前に確認すべきESの基本マナーと注意点


内容がどれほど素晴らしくても、形式的なマナーが守られていなければ、社会人としての基礎能力を疑われてしまいます。

提出ボタンを押す前、あるいは封筒に入れる前に、以下の項目を厳格にチェックしてください。


チェック項目

注意すべき点

対策

敬体の統一

です・ます調で書かれているか

文末を一つずつ確認する

言葉遣い

略語や話し言葉が混ざっていないか

正式名称や書き言葉に直す

空白の削減

記入欄が埋まっているか

8割以上を目安に書き足す

文字の丁寧さ

手書きの場合、雑になっていないか

読みやすさを最優先に清書する

誤字脱字

入力ミスや変換ミスがないか

音読して違和感を探す




「です・ます」調の敬体で統一する

エントリーシートは公的な書類ですので、丁寧な敬体で書くのが基本です。

途中で「だ・である」調が混ざってしまうと、注意力が散漫な印象を与えてしまいます。

特に、具体例を書く際に自分の世界に入りすぎて文体が崩れることが多いため、一文一文の終わりを丁寧に見直す習慣をつけてください。


略語や話し言葉・顔文字の使用を避ける

バイトではなくアルバイト、ゼミではなくゼミナールといった正式名称を使用することが求められます。

また、御社は面接などで使用する話し言葉であり、エントリーシートなどの書き言葉では貴社と記載するのが正しいマナーです。

親しみやすさを出そうとして話し言葉や顔文字を使うのは厳禁ですので、社会人として適切な語彙を選択してください。


記入欄の8割以上を埋めて意欲を伝える

空白が目立つエントリーシートは、それだけで志望度が低いと判断されてしまうおそれがあります。

枠の大きさに対して文字数が極端に少ないと、伝えるべき熱意が足りないという印象を与えます。

少なくとも8割から9割程度は埋めるように言葉を尽くし、伝えたい情報を整理して構成することで、誠実な姿勢をアピールしましょう。


手書きの場合は丁寧な文字と修正液の不使用を徹底する

手書き指定のエントリーシートでは、文字の上手下手よりも、相手が読みやすいように丁寧に書こうとしているかどうかが評価されます。

一文字ずつ心を込めて書き、万が一書き間違えた場合は修正液を使わず、最初から書き直すのが原則です。

面倒に感じるかもしれませんが、その手間を惜しまない姿勢が、あなたの入社意欲の証明になります。


誤字脱字を防ぐためのセルフチェックを徹底する

誤字脱字は、どれだけ内容が良くても一気に評価を下げてしまうもったいないミスです。

画面上でのチェックだけでなく、一度紙に印刷したり、声に出して読み上げたりすることで、視点が変わって間違いに気づきやすくなります。

時間を置いてから読み直す、あるいは友人や家族に読んでもらうといった客観的な視点を取り入れることで、ミスのない完璧な書類を目指しましょう。


エントリーシート(ES)に関するよくある質問(Q&A)


作成を進める中で、誰もが一度は抱く疑問を解消しておきましょう。

不安をゼロにすることが、質の高いアウトプットへの近道です。


質問内容

回答の要点

アドバイス

テンプレートの入手先

企業のマイページや就活サイト

形式に合わせつつ中身で差別化

エピソードの使い回し

基本はOKだが調整が必要

企業理念に合わせて表現を変える

特別な経験がない場合

日常の工夫で十分アピール可能

大事なのは結果より思考プロセス

手書きかPCか

企業の指定に従うのが大原則

指定がなければPCの方が効率的




ESの見本やテンプレートはどこで入手できる?

多くの企業では、マイページから独自のフォーマットをダウンロードする形式をとっています。

汎用的なテンプレートが必要な場合は、就活サイトや大学のキャリアセンターで配布されているものを活用するのがいいでしょう。

ただし、テンプレートはあくまで枠組みですので、中身の文章まで既存のものを真似しすぎると、あなたらしさが消えてしまうおそれがあるため注意が必要です。


複数の企業に同じエピソードを使い回してもいい?

結論から言えば、同じエピソードを使うこと自体に問題はありません。

しかし、そのままコピペして提出するのは危険です。

企業ごとに求める人物像や大切にしている価値観は異なるため、同じガクチカであっても、ある企業では主体性を強調し、別の企業では協調性を前面に出すといった微調整が欠かせません。

常に、その企業に提出する意図を持ってリライトする姿勢を忘れないでください。


「特別な経験」がない場合はどう書けばいい?

多くの学生が全国大会優勝や留学といった華々しい実績が必要だと誤解しがちですが、企業が求めているのは実績そのものではなく、日常の課題に対するあなたの向き合い方です。

アルバイトで効率化のためにマニュアルを作った、サークルで意見の対立を仲裁したなど、身近な出来事で十分です。

なぜその行動をとったのかという動機を深掘りすれば、あなたにしかない強みはきっと見つかるはずです。


PC作成と手書きはどちらが有利?

現代の就職活動ではPC作成が主流であり、手書きだからといってそれだけで評価が上がることは稀です。

ただし、企業から手書きの指定がある場合は、忘れずにその指示に従ってください。

指定がない場合は、読みやすさと作成効率を考えてPCで作成するのが合理的です。

どちらの形式であっても、相手に対する敬意を忘れず、読みやすさに配慮することが最も重要な合格のポイントとなります。


まとめ

エントリーシートの作成は、自分自身を深く見つめ直し、社会にどう貢献したいかを定義する貴重な機会です。

最初は苦労するかもしれませんが、PREP法を意識した論理的な構成と、企業への熱意を込めた具体的なエピソードがあれば、あなたの想いは採用担当者に届きやすくなります。

エントリーシートは通過することがゴールではなく、その後の面接であなたという人物を語るための大切な資料になります。

自信を持って一歩を踏み出してください。

もし、自分の書いた文章が客観的に見てどう評価されるのか不安だったり、もっと説得力を高めたいと感じたりしたときは、ぜひプロの視点を取り入れてみてください。

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