「憧れの業界」の呪縛
○○業界から内定が獲れなければ就職
浪人も考えているBさん(仮名)の場合
高校生の頃から、ブライダル業界に憧れていました。人生に一度の晴れ舞台をコーディネートする仕事をしたいと思って、ブライダル関連の企業にエントリーしています。第一志望だった企業からは内定が獲れず、他にも私の家から通える範囲で応募したい企業を探したのですがあまり見つからなくて…。就職浪人するかどうか考えているところです。
「憧れの業界」の呪縛を解くカギ
Bさんが志望しているブライダル業界は、女子学生に人気がある業界の一つ。他にもマスコミ関係や旅行代理店、キャビンアテンダントに憧れる学生も多い。 これらの人気業界に関心のある人が注意すべきなのは業界の狭さ。
同じ人気業界でも
金融業界であれば銀行、信用金庫、損害保険、生命保険、証券、信販、リースなどに細分化された業態が存在していて、それぞれにカテゴライズされる企業の数も多い。新卒採用をしている企業も多く、毎年それなりの人数を受け入れる採用計画がある。
一方
ブライダル業界は採用人数が多いとは言えない。一人の人が結婚式をする機会が限られていることを考えてみれば、ブライダルコーディネーターの需要自体が限られていることも分かる。このような事態にならないために、特定の業界を志望している場合は少しでも受ける企業を増やしておくこと。ブライダル専門でなくともホテル業界を視野に入れたり、地方の企業を調べたり、できることはまだまだある。
憧れの業界で働ためには
就職と同時に住み慣れたエリアを離れ、地方に移住するという選択もできる。Bさんが憧れるように同じような志望動機を持っているライバルの存在も忘れてはいけない。就職浪人したとしても、来年はライバルが1つ年下になるだけのこと。自宅から通える第一志望の企業に受かるとは限らないと肝に銘じよう。
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