「在り得ない仕事探し」の呪縛
条件重視の
Eさん(仮名)の場合
グローバルに展開していて、土日休みで、実家から通えて、転勤がなくて、残業の少ない企業の総合職を探しています。どうせなら福利厚生が充実している大手企業がいいですね。でも、転勤があることがわかったら諦めています。今まで東京にしか住んだことがないし、親元を離れたくないんです。
でも、人生で一度は海外に住んでみたいと思っているので、海外勤務だったらOKです。英語は話せませんが、行ったらなんとかなるかなって。時代はグローバルだし、国内に留まっ ている企業は伸びないと思うんですよ。私の希望条件が適う企業を教えてください。
「在り得ない仕事探し」の呪縛を解くカギ
Eさんにとって譲れないことは何だろうか。勤務地に拘っているのかと思えば、海外勤務はOKって…。希望に一貫性が感じられない。そう指摘したらEさんは、「じゃあ、勤務地はやっぱり実家から通えるところにします!」って言うんじゃないかな?
それなら
いい企業があるよ、と言いたいところだけど、残念ながら Eさんの希望している条件がすべて適う企業・仕事は、この世の中にほぼ存在しないと言っても過言ではない。大手企業の総合職は、全国転勤があるのが一般的だからね。Eさんには、「自分はどんな仕事をしたいのか、自分は何ができるのか」を改めて考えてみてほしい。就業条件だけで企業を選んでいるようでは、内定は獲れない。
5人の失敗事例を読んでみて、あなたはどう思いましたか?
それぞれ大切にしたい軸を見つけているけれど、企業の需要にマッチしていないところに問題があります。
応募企業を選ぶ上で自分の大切にしたい軸を見つけることは重要ですが、あくまでも雇用側の応募要項に該当する軸でなければ、その軸はあなたの希望でしかありません。
STEP3では、自分に合う企業を見つけるためにできることを考えてみましょう。
より詳しい企業の見方にご興味のある方は、
ぜひお気軽にご相談ください!