大学時代、建築学科の授業で土地開発コンペに取り組み身に付けた段取り力とニーズ把握力が今の職場でも生かされています。森千草さん(2014年4月入社)東洋大学理工学部建築学科

勤務先

創建ホームズ株式会社
(建築・不動産)

職種

設計職

建築学科からハウスメーカーに。
建築現場が私の仕事場

現在社会人2年目、ハウスメーカーの現場監督として働いています。これまでに3つの現場に携わりました。ほぼ毎日現場に足を運び、お客さまや職人の方とコミュニケーションを取ることを大切にしています。

大学時代は建築学科に所属していました。大学1~2年生の頃は建築に関する基礎・基本の科目を履修し、3~4年生では研究室に所属しました。製図室に泊まり込みで研究室仲間と課題に取り組むなど、建築の世界にますます没頭しました。

印象深い大学時代の
市民参加型再開発コンペ

大学時代の授業で印象に残っているのは、ある地域の再開発プランに携わったことです。学内コンペで選ばれたチームのみが、区民の方に対して再開発プランを提案する権利を得ることができました。

半年間、何度も何度も区民の皆さんに対してプレゼンを行う場面があり、毎回順位付けされます。そのため、コンペ終了後はチームでプランを練り直し、次回に向けてより良いものを提出できるように議論していました。

この授業を通して、区民の方の様々な意見を聞くことができ、わかりやすく説明を行うための準備の大切さを学ぶことができました。実際にその土地で生活する方のニーズや思いをしっかりとくみ取り、かつ、建築の専門用語を用いずにいかにわかりやすくイメージしてもらうかを考えながら取り組みました。

このコンペを通して、双方の意見をぶつけあいながら高めていくことで、完成形にしていくプロセスを学びました。

日々の仕事で、大学時代の経験が
土台になっていると感じています

現場監督としての仕事を行う際に重要な力の一つは段取り力です。
現場監督の仕事内容は、完成スケジュールに合わせた工程・資材・予算の管理、職人の方の手配など、家が建つまでに必要な工程のほとんどすべてです。1年目は、先輩社員の指導を受けながら勉強するのがメインでしたが、2年目になると少しずつ1人で監督を任せてもらえるようになりました。先輩社員のようにはうまくできないことも多いです。ただ、まずは「自分で」どのようにしたいか考えたうえで、先輩や職人の方に相談をするようにしています。

もう一つ重要なことは、現場で関わる方々との意思疎通を図ることです。
現場で働く方々の理解なしには自分の実現したいことや、やりたいことはできません。現場監督として働き始めた当初は、言葉足らずで誤解を生んでしまうこともありました。今では、コミュニケーションのずれが生じないように、文字にしたり図にしたりしてお互いの認識をそろえるように工夫をするようになりました。

これら2つのことは、大学時代の授業での体験が生きていると感じます。
例えば、責任が明確になるよう仲間とともに役割分担を決め、模型やプレゼン資料を作成し納期が守れるよう意識した段取りをつけていました。また、実際にその土地で暮らしている区民の方のニーズをヒアリングし文書や図にしてわかりやすく伝えた体験が、現在の仕事でお客さまや職人の方と円滑にコミュニケーションを取ることに役立っています。

自分の専門などにとらわれず、
とにかく積極的に挑戦してほしい

私は建築学科に所属していたので、図面や模型を製作するといった専門技術はもちろん重要だったのですが、研究室や授業で取り組んだグループワークの体験も大変役に立っていると感じています。将来働く際には、大学時代の経験が思ってもみないような形で生かされることがあるので、どんなことにも積極的に挑戦して、充実した生活を送ってほしいです。

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