STEP1 企業選びの「軸」を知る

STEP2. 失敗パターンから学ぶ

STEP3. 自分に合う企業を見つける

「適性診断と職種」の呪縛

適性診断の結果を信じて事務職を
志望しているDさん(仮名)の場合

就活を考え出した頃、無料の適性診断を受けたんです。“人をサポートする仕事”が向いている、職種では秘書や事務職に適性があるという結果でした。確かに私はリーダーシップをとるタイプではなく、ゼミでは書記、サークルでは会計担当です。人見知りするほうなので特定の人と一緒に仕事をするほうが合っていると思って、一般事務職を志望しています。

一般事務職は人気が高いこともあって、なかなか内定が獲れません。でも、適性に合う仕事に就いたほうが長く続けられると思うので一般事務職に絞って活動しています。

「適性診断と職種」の呪縛を解くカギ

巷に溢れている適性診断は、設問数が100以上の本格的なものもあれば、簡単な設問に数問答えるだけで向いている職種が診断されるものもあるから、一概にその信憑性を問うことはできない。その結果が「当たっている!」と感じて信じる気持ちは分かるけれど、そもそもあなたのファーストキャリアを無料の診断で決めてよいのだろうか?

診断結果として

「適職」が出る場合、設問には仕事に関する価値観を問われる内容が含まれているが、就活生にとっては就業経験のない今の自分の価値観で答えざるを得ない。社会に出ると、その価値観はガラッと変わることもあるから、学生時代に受けた「適性診断」を鵜呑みにしてはいけない。

また

適性診断の裏側には診断を受ける人の回答状況によって結果を判定するロジックが組まれている。仮に就活生50万人が同じ診断を受けたとしよう。適職としてDさんと同じ結果(“人をサポートする仕事”が向いている、職種では秘書や事務職)になった人が10万人いたとしたら…? 一般事務職の正社員の採用枠は10万人もないから、その少ない椅子をみんなで獲り合っている状態になっているのかもしれない。

ちなみに

Dさんの診断結果は“人をサポートする仕事”だったようだ。“人をサポートする仕事”は、秘書や事務職だけではない。営業職はお客様の課題を自社の商材・サービスを用いて解決する仕事とも言い換えられ、“人をサポートする仕事”の要素が含まれているという解釈もできる。“人をサポートする仕事”に該当するほかの仕事も探してみよう。

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