1. 業種(事業内容)
メーカー、商社、金融、IT・通信・インターネット、流通、マスコミ、運輸など、企業はそれぞれの業界に属しています。また、それぞれの業界の中でも細かな分類があります。たとえば、メーカーは、何を製造しているかによってグループ分けされていると考えると分かりやすいでしょう。食品をつくっている食品メーカーもあれば、機械をつくっている機械メーカーもあり、それぞれの小さな業界に複数社が属しています。業界を知ることは、社会全体の仕組み・流れを知ることです。
たとえば、スマホがあなたの手元に届くまでには多くの企業が係わっていることをイメージできますか? 携帯キャリア(通信)はもちろん、一つ一つの部品を提供しているメーカー、検索サービスやアプリを提供しているIT、端末を販売している小売り・流通など複数の業界がそれぞれの役割を担っています。毎月の通信料金の支払いは金融機関を利用し、料金プランの変更や紛失などのトラブル時にはカスタマーセンターに電話をすることになります。これだけでも多くの業界・企業が係わっていることが分かります。
日頃、エンドユーザーとして受ける商品やサービスがどのような経路であなたに提供されているのか、改めて考えてみるところから就活は始まります。あなたが関心を持ち、その事業に携わりたいと思った業界を志望業界として、応募企業を探してみましょう。